真剣に生きている人は、本当に真っ直ぐです。
2009年10月1日(木)
今、銀座書斎にて、秋の涼しい夜風を楽しみながらこのレッスン日記を書いています。
本日も、面談がありました。面談をするたびに、いつも思うことがあります。イングリッシュヒルズには<本当に”真っ直ぐな人”>が訪れ
ると・・・。
思うに、はっきりとした目標を持っている人は、「自分の道に迷いがない人」であると感じます。イングリッシュヒルズの面談にいらっしゃ
る人は、そのほとんどが「決意をした人」です。決意をした人の言動は、何らの迷いもありません。「将来はこうなりたい」というように、
将来の自分像において明確な絵を描いている人の心は、極めて”平常”であり、且つ、”不動”そのものです。
このことは、既にイングリッシュヒルズ学んでいる受講生において、常に、共通していることでもあります。この教室で学んでいる受講生
はすべて、毎日、一生懸命に生きている努力家の”大人の方々”です。
皆さん、毎日、大変忙しく仕事に励んでおられます。そして、その多くの方々が、<体力の限界>と闘いながら仕事をしています。
思うに、忙しい受講生ほど、レッスンの復習をたくさんしてきます。来る日も来る日も忙しいのに、一体どうしてそんなに復習する時間が
あるのかというと、その答えは実に明白です。理由は、たった一つ。忙しい人ほど、時間の価値がわかる人であるからです。
人間の一生は、無限に与えられているわけではありません。日々、健康で、何不自由なく生活していると忘れがちになってしまいます
が、「自分なりに時間を使える」という事実、そして、「人間が人間らしく生きていられる」というこの事実は、決して当たり前の事実では
ありません。
「今を生きる」、いや、「この今を生きれる」という事実について真摯な気持ちで向き合うことができる人は、決して時間や機会を無駄にし
ない人なのです。
「暗記」で英語を覚える人、「印象」で英語を覚える人
2009年9月30日(水)
イングリッシュヒルズのレッスン中において、受講生から出る最も多い質問は、「テキストに登場する英語表現を覚えるための最もいい
方法とは、一体どのような方法ですか?」という質問です。レッスンにおいて、この質問が最も多い質問であるという事実は、昔も今も、
何ら変わることはありません。
皆さんのこれまでの人生において、子供の頃、あるいは、大人になってから、どんなことがあっても絶対に忘れることのない言葉(他者
が述べた言葉)というものがあると思います。例えば、
1)「幼い頃、小学校の授業で先生が述べた言葉」
2)「テレビのコマーシャルで何度も聞いた宣伝用の文句」
3)「恋人が囁いたロマンチックな一言」
など、長い人生において、どんなに歳をとろうとも、決して忘れない言葉というものがあるものです。
これらの、<決して忘れることのない言葉>に共通する要素とは、一体何でしょうか。イングリッシュヒルズで長く学習している人はすぐ
わかることですが、それは、どの言葉も、衝撃的な印象として頭の中に残った言葉ということです。
英語は、機械的に暗記するだけでは、やがて、そのほとんどすべてを忘れてしまいます。学習した英語をいつまでも忘れることなく覚え
ているためには、機械的な暗記ではなく、「強い印象を受ける」、つまり、「言葉を心で感じる」という経験をすることが必要不可欠となり
ます。
イングリッシュヒルズでは、一にも二にも、「受講生に”印象”で英語を学んでいただく」というポリシーを基盤としてレッスンが行われてい
ます。実際、マスターの速い受講生に共通するポイントは、毎回、60分のレッスンにおいて、ご本人なりにたくさんの英語を心で
感じ、心で英語を喋ろうとする人であるということです。
本日、レッスンにて、T.A.さんの素敵なノート(レッスンの復習用)を拝見しました。以下にて、ノートをご紹介させていただきます。

「土いじり」から感じる大切なこと・・・英会話習得という観点から
2009年9月28日(月)
昨日の日曜日は、久しぶりにゆっくりと休日を過ごしました。私は普段、分刻みのスケジュールをこなしていますが、時には、時間に追
われることなく、ゆっくりと時間を過ごしたいものです。
休日における私の気分転換の一つは、観葉植物の手入れをしたり、土いじりをすることです。
植物は、”正直な存在者”です。日々、世話をして可愛がってあげると、葉が非常にいい色・形となり、私たち人間に心の安息を与えてく
れます。しかし、長い間、放っておくと、いつの間にか、驚くほど、姿・形を変えてしまい、場合によっては、枯れ果ててしまいます。
このことは、「人付き合い」においても同じことが当て嵌まると思います。人には皆、「心」があります。お互いにおいて、どのような関係
であっても、常に相手を思いやり、心と心の触れ合いを大切にしなければ、その関係をいい状態に保つことはできませんね。
また、この考え方は、英会話の学習においても同じことが言えます。いつも述べることですが、英会話力のアップグレードには、日々の
学習・練習が必要不可欠です。イングリッシュヒルズの受講生の皆さんにおいては、毎週のレッスンは、ただ受けるだけでなく、日々、
レッスンの復習をすることが英会話習得の最も近い道のりとなります。
何事においてもそうですが、あるものを放りっぱなしにしておくのではなく、日々、ケアーすることが大切なのだと思います。受講生の皆
さんが日々学んでいる英語も、心を込めて、丁寧に愛してあげてください。言葉は、丁寧に扱えば扱うほどに、より素敵に喋れるようにな
るものです。
心を込めて、そして、丁寧に、英語を愛してあげてください。丁寧に愛せば、英語は必ず皆さんの心の中に入ってくると思います。



昨日は、土いじりが好きな友人と豊洲まで行って、観葉植物用にたくさんの土を買って
きました。その後は、自宅に戻り、新鮮なマグロの刺身をいただきました。マグロの刺身
には、冷たい瓶ビールが合いますね。
「光陰矢のごとし」(Time flies like an arrow.)。時が過ぎ去るのは本当に速いものです。
もう本格的な秋となりました。夕食後は、バルコニーで、ゆっくりと、しっとりとした静かな
秋の夜を楽しみました。 |
英会話マスターのコツに気づいている人、気づいていない人
2009年9月25日(金)
2009年9月24日、鳩山由紀夫首相は、ニューヨークの国連本部で開催された国連総会一般討論で英語でスピーチを行いました。
このレッスン日記は、英会話習得に関係する内容についての述べる場所ですので、外交・政治的な側面における私の見解を述べること
は回避しますが、いずれにしましても、無事にスピーチが終了したことを嬉しく思います。
ニューヨークの国連本部では、私の友人たちも働いています。国連ビルは、テレビや写真で見ると、絢爛豪華な建物に見えますが、
実際は、建物の老朽化が進み、オフィスの使い勝手もあまり良くないというのが実情です。
国連は、言うなれば、人種の坩堝(melting pot)。様々な国籍、人種、文化が交錯する極めて国際的な空間です。しかし、実際、
この組織で働く人々は、日々、極めて深刻な問題、そして、1年や2年ではどうやっても解決できない困難な問題と忍耐強く闘っていま
す。
今ここで、事務方として国連で働く日本人の力量について概観すると、<国際社会における”日本人の立ち位置”>について明確に
把握することができるでしょう。今、国際機関で働いている日本人に求められるのは一体何であるかという問題について考えると、この
レッスン日記を読む皆さんにおいて、<今後の英会話学習における方向性>が見えていると思います。
言うまでもなく、国際機関において”国際人”として他の国々の人々とうまくやっていくには、幅広い知識・教養、職業人としての
実務経験に加え、やはり、洗練されたコミュニケーション力が必要不可欠となります。
概して、日本人は、机上の学問に頼りすぎ、知識重視の”頭でっかち”になる傾向がありますが、国際舞台でリーダーシップを発揮する
には、まず第一に、「コミュニケーションに長けていること」が、最低限、必要不可欠となります。
日本でも、海外でも、人の心は、コミュニケーションで掴むものです。ところが、残念なことに、日本の英語学習者においては、そのほと
んどが英語の発音ばかりに気を取られ、「一体自分は何のために英語を学ぶのか?」という極めて根本的な問題について盲目となって
しまいます。
私のレッスンでは、もちろん、英語の発音・アクセント・イントネーションはしっかりと指導します。しかし、私が本当に受講生に望むこと
は、そればかりに注意を向けるのではなく、英語を使って、
1)「一人の人間としてどうあるべきか」
2)「日々、接する人々とどのようなコミュニケーションを図りたいのか」
という問題に目を向けていただきたいということです。
実際、端的に、<英語を上手に喋ろう>と考えながら英語を学習するよりも、<日々、接する人々とより良いコミュニケーションを
図ろう>と考えながら英語を学ぶほうが、より楽しみながら英語を学ぶことができ、且つ、英語の習得も極めてスムーズとなります。
イングリッシュヒルズの受講生においても、同じことが言えます。イングリッシュヒルズでのレッスンを、1)「単に英語という言語を学ぶだ
け」という趣旨でレッスンを受けるのか、それとも、2)「英語を学ぶことに加え、講師と英語で心温まるコミュニケーションを図る」という
趣旨でレッスンを受けるのかで、レッスンの成果は相当違ってきます。その差は、実際、「雲泥の差」(There is a great difference
between the two.)と明言できるほどの大きな差です。
英会話をスムーズに習得するコツは、「英語でのコミュニケーションを楽しむ」ということです。イングリッシュヒルズでは、すべての
レッスンにおいて、私は、常にこのことを念頭においてティーチングを行っています。心を込めて、そして、丁寧に。
エネルギッシュに英語を学習するための一つのアイディア
2009年9月15日(火)
最近は、だいぶ秋らしくなってきました。夜はかなり涼しくなりましたので、帰宅後、バルコニーでゆっくりとする時間が多くなりました。
バルコニーに置いてある椅子に座って考えることの一つは、「イングリッシュヒルズの受講生の皆さんに対して、常に、ベストな状態で
英会話の学習をしていただくためには一体どうしたらいいか」ということです。
現在、イングリッシュヒルズには様々な仕事をしている方々がおりますが、お仕事は違っても、すべての方々において共通する点があり
ます。それは、言うまでもなく、すべての受講生の皆さんが、「必ず、英会話をモノにしたい!」という学習意欲とそのための情熱を
持っているということです。
私は、朝、起床するとき、いつも思うことがあります。それは、「さあー、今日も、もっと素敵な一日にするぞ!」ということです。無論、
私は、毎日、その日その日において、すべてを<大切な一日>と考えています。
しかし、一日が終わり、また、次の日の朝も、「今日も、もっと素敵に過ごしたい」と強く思います。そのように自分に言い聞かせること
で、常に、<新鮮な朝>を迎えることができ、それに加えて、新しいエネルギーもわいてくるのです。
「エネルギーのわかせ方」、この日本語の表現は、少々、変な言葉の使い方ですが、私は、これまでの人生経験から、ある考え方を
確立しています。
それは、迎える日々の朝において、「今日も、もっと素敵な一日にするぞ!」と自分の心に話しかけることです。「今日も、もっと素敵
に時間を過ごしたい」と自分に言い聞かせることで、体がどんなに疲れていようとも、どこからか、たくさんのエネルギーがわいてくるの
です。人生は、結局、気持ちの持ち方次第で、どのようにでも変わるのですね。
この話が皆さんにとってご参考になったかどうかはわかりませんが、共感された方は、是非、毎日、朝一番で、「今日も、もっと素敵
に!」と自分に話しかけてみてはどうでしょうか。そのように考えることで、皆さんが毎日取り組んでいる英会話の学習においても、さら
にエネルギーがわいてくるものと想像します。
皆さんは、毎日、本当に一生懸命に英会話を学んでいます。どの方も、本当に真剣に、毎日、レッスンの復習に励んでいます。
早いもので、季節はもう秋となってしまいましたが、残り少ない2009年も、よりエネルギッシュに、一日一日、「品格のある、エレガン
トな英語」を習得する道を邁進されることを願っております。
私のポリシー、そして、受講生に望むこと
2009年9月14日(月)
ことと題して、私自身における英会話道場イングリッシュヒルズへの熱い思い入れ、教育理念、英会話教育に対する考え方などについ
て、詳しくまとめています。
言うまでもなく、その記述は、嘘偽りなく、<本当の心>で書いたものです。そして、すべての記述は、お一人お一人の受講生への
<心からの愛情>を基盤として、わたくし生井利幸が、通常レッスンはもとより、その他の時間において、受講生の皆さんと接するとき
に実践している考え方です。
本日、さらに、記述内容について新しく手を加えましたので、既に読まれた方も、そして、今、初めてお読みになる方も、是非、熟読され
ることをお勧めします。熟読することにより、イングリッシュヒルズにおける講師の熱い思い入れを知ることができます。
「時間」は、どなたにとっても大切な代物。そして、人生は、一度きりです。私は、イングリッシュヒルズが、すべての受講生にとって
<真の意味での国際人になるための架け橋>となるべく、頑固に、そして、独自の教育理念を貫いていく決意をしております。
以下をクリックすると、別ページの記述を読むことができます。
私のポリシー、そして、受講生に望むこと
国際人としての、「世の中の見方・捉え方」
2009年9月10日(木)
このたび、最新コラムを脱稿しました。「国際的視野に立って、世の中をどのように見るか・捉えるか」という観点において、何らかの
ご参考になる内容です。是非、ご一読ください。
連載コラム: 『"見せ場をつくる"というビジネスマインド』
プーケットでの素敵な経験をうかがいました。
2009年9月7日(月)
今朝は、朝一番で、”大変素敵な笑顔”を拝見しました。
上の写真は、今朝の受講生、K.K.さんとの今朝のレッスンで撮影したものです。K.K.さんは、プーケットで休暇を過ごし、今朝のレッスン
はその話でいっぱいとなりました。
今回、K.K.さんは、現地での様子がわかりやすいように、大きいサイズの写真をお持ちいただき、一枚一枚を一緒に見ながら、現地での
様子をたっぷりと説明してくれました。
K.K.さんは、現在、医師として都内の病院にご勤務されておりますが、今回のプーケット旅行は、研修医時代の同僚の方々と行ってこら
れたそうです。昔の仲間との旅行は、<昔話>と<現在におけるお互いの成長ぶり>をシェアーする絶好の機会となったというお話をう
かがいました。
プーケットでは、2つのホテルを利用され、相当とも、とても快適なホテルだったそうです。特に、2番目に利用したホテルは、
"villa type"(別荘風)の最高級リゾートホテルで、完全プライベートの敷地、ビラ(生活に必要なすべての設備が整った居住空間)、
プール等の施設を自分たちだけで利用することができ、その上、すぐ近くに海も見える<極めてゴージャスなホテル>です。
滞在期間中、一緒に行かれたお友達と象にも乗ったそうです。お持ちいただいた写真で、3人の女性を軽々乗せている巨大象の姿を見
せていただきました。象に乗って見る目線の高さは、実に、相当の高さだと思います。”象の背中に乗る”という経験は、東京ではなか
なかできない経験ですので、今回のチャレンジは、さぞ、”エキサイティングな経験”であったと想像します。
私自身、一昔前に、海外で、2年間ホテル暮らしをした経験がありますが、そのホテルは都市ホテルでした。当時は、利便性を重視して
ホテル住まいをしていましたが、”プライベート性”という観点からは、やはり、"villa type"のホテルのほうが、そのクオリティーは上で
しょう。K.K.さんが利用した"villa type"のホテルは、プライベートな空間づくりとしては、恐らく、<その上のない最高の空間>であったに
違いありません。
レッスン中にホテルの名前も教えていただきましたので、今後、プーケットに行く場合には、是非、この"villa type"のホテルを利用した
いと思っています。日常を離れて、ゆったりと静かに過ごすというひと時は、誰にとっても必要だと思います(笑)。
K.K.さんは、途中、台湾・台北に滞在したそうですが、今回は、台湾の美味しいウーロン茶とパイナップル・ケーキをお土産としていただ
きました。早速、今朝のティータイムに、ウーロン茶を入れて、パイナップルケーキをいただこうと思っております。
レッスン中に、K.K.さんから、美味しいウーロン茶の入れ方もご教授いただきましたので、早速、実践してみたいと思います。何事も、
"Practice makes perfect."ですね。
教養講座のご報告です。
2009年9月2日(水)
今週は、月曜日以降、レッスンにて、何人かの受講生から先日の教養講座についての様子を質問されましたので、今日は、このレッス
ン日記にて、教養講座について、少しご紹介させていただきます。
参加者が予定の定員をオーバーしたという事情もあり、60分の講義時間を大幅に延長し、90分の講義となりました。ご参加いただき
まし皆様方は、非常に熱心な方々でしたので、時間は、本当にあっという間に過ぎ去りました。
講義は、以下のような流れで行いました。
<主題>
「理性」と「感性」の間に見えるもの
・・・西洋文明社会において学問と芸術が追求し続けてきた"エッセンス"について考える
1 理性(reason)と感性(sensibility)
2 学問(sciences)と芸術(arts)
3 世界史の潮流から概観する学問と芸術
4 真のcultivationとは?
講義中、皆様に、アイスクリームをお出ししました。この日はちょうど、”今年最後の真夏日”と言えるほどの蒸し暑い一日となりましたの
で、ご参加いただきました皆様方に”涼しいひと時”をご提供できたものと思います。
銀座書斎では、今後も、シーズンごとに、適度に教養講座を開催していく予定です。今後の講座のテーマ、開講時期等につきまして
お知りになりたい方は、ご遠慮なく講師にお尋ねください。銀座書斎は、常に、「熱心に学びたい」という人の強い味方です。
先日の土曜日は、<楽しい教養講座>となりました。
2009年8月31日(月)
先日、2009年8月29日(土)、銀座書斎にて、2009年夏の教養講座が開催されました。講座は、予定していた定員をオーバーし、
勉強意欲に燃えた皆様方でいっぱいになりました。
講義自体は無事に終了しましたが、私自身は、日ごろの疲れも蓄積し、あいにく、この日は夕刻にダウン。すぐにタクシーで近くの病院
に行きました。幸い、翌日は日曜日でしたので、丸一日お休みしました(選挙だけは行きました)。
今日は、あいにくの台風です。一般社会は政権の移動で大騒ぎをしていますが、銀座書斎では、今日からまた、これまでと全く同じよう
に、お一人お一人の受講生の皆さんに対して、心を込めて丁寧にレッスンをご提供してまいります。
教養講座の様子は、こちらでご覧いただくことができます。
Happiest Moment in Life
2009年8月27日(木)
今朝は、受講生、S.O.さんから素敵なお話をうかがいました。S.O.さんには、生後数ヶ月の女の子の赤ちゃんがいますが、今、毎日の
生活の中で一番幸せを感じるときは、帰宅後に娘さんの顔を見るときだそうです。
S.O.さんは、レッスンにおいて、以下のような趣旨の言葉を述べました。
"To see my daughter's face is the happiest moment in my life."
何と素敵な言葉でしょう。今朝は、「心温まる家族愛」を肌で感じたレッスンとなりました。S.O.さんの素敵なお話は、私にも大きなエネル
ギーを与えてくれるものとなりました。
simplicityの中で、心の贅沢を味わえるトラピスト・クッキー
2009年8月26日(水)
今日の午後は、ブレーク時に、トラピスト・クッキーをいただきました。このクッキーは、受講生、T.A.さんからいただきました北海道旅行
のお土産です。
トラピストは、フランスのカトリック系の修道会ですが、この修道会は、ビールも作っています。現在、トラピスト・ビールは、ベルギーで
5種類、オランダで1種類しか作っていません。このビールは、上面発酵ビールであり、世界のビールの中でも最高峰のビールに属しま
す。日本では、あいにく専門店でしか買えませんが、私は、時々、このビールを「思索の友」として味わっています。深いコクのある上質
のビールは、ビールの味を超えた最高峰のビールといえるものです。
今回いただきましたトラピスト・クッキーは、発酵バターとバターミルクに魅了されるクッキーです。見た目も味も非常にシンプルですが、
このシンプルなクッキーを食べていると、"simplicity"(簡素、純真、飾り気の無い有様)にこそ、真の心の贅沢を満喫できるのだと
感じます。
今週土曜日の教養講座について
2009年8月25日(火)
今週の土曜日(2009年8月29日)に、いよいよ銀座書斎にて教養講座が開催されます。
実は、先日、ある人から、「教養講座に参加したいと思っているのですが、私には少し内容が難しいように感じます。私のような者でも、
参加しても宜しいのでしょうか?」というお尋ねを受けました。
教養講座は、幅広い教養を養いたいと願う人であれば、どなたでも参加することができます。講義においては、難解な学術的理論や
専門用語を使うことはありません。誰にとってもわかりやすいように、簡単な言葉遣いでゆっくりと丁寧にお話していきますので、受講す
る際には、リラックスした雰囲気でお越しいただけます。
また、基本的に、この教養講座は<講義形式>で行われますので、突然、受講者に対して、難しい質問をするようなことも一切ありま
せん。ですから、肩の力を抜いて、安心して講義を聴くことができます。
イングリッシュヒルズの受講生の皆さんの受講も大歓迎でございます。受講を希望する方は、どうぞご遠慮なく、講師に直接申し出てく
ださい。
日程も迫っております。教養講座は今週の土曜日ですので、ご興味のある方は、電話・あるいはメールで講師に直接お伝えください。
"Do you know ---?"の質問の仕方には注意が必要
2009年8月24日(月)
英語で話をしているとき、時折、「・・を知っていますか」「・・をご存知ですか」という趣旨で、"Do you know ---?"と相手に尋ねる場
合があると思います。
思うに、会話の相手に対して、"Do you know ---?"と質問するその本人には何ら悪い意図はないでしょう。しかし、英米社会におい
てこのように質問すると、その質問は、「そのことを知っているかどうか」、つまり、その相手における<知識の確認>をするために
質問をしていると捉えられることが多々あります。
日本語では、何らかの出来事や事物について、他者に対して、「・・をご存知ですか」と丁寧に尋ねる会話のシーンはしばしばあるでしょ
う。しかし、英語を喋るとき、この「・・をご存知ですか」を直接英語に直して喋ることは、<それを喋る本人自身の品格・品性>を大きく落
としてしまう危険性がそこに内在しています。
会話をするその相手が、英語・日本語双方における言語の特徴・文化的背景を熟知したバイリンガルであれば、そのような唐突な質問
があってもそれを善意に解釈し、極めて柔軟に対応するでしょう。しかし、英語しかわからない英語スピーカーの場合、そうした質問につ
いて、「この人は自分がそれを知っているかどうか、<知識の確認>をしている」と捉えることがあります。言うまでもありませんが、一度
相手がそう捉えてしまうと、それまでの間、相互においてどのように素敵なコミュニケーションを図っていたとしても、「この人は、この
程度の人間なんだ!」と見方を変えてしまうことがあります。
では、より良い英語コミュニケーションを図っていくためには、一体どうしたらいいのでしょうか。そのためには、まず、頭の中の日本語
を、そっくりそのまま英語に翻訳して喋ることから卒業することです。
日本語と英語は、双方とも異なる言語であることは言うまでもありませんが、それに伴い、文化・習慣はもとより、思考方法・感じ方・
捉え方にも相違があります。日本人が英語を喋るとき、このあたりの相違について、日本語と英語の文化比較としてしっかりと把握・
理解することが、<真の意味での日英バイリンガル>になるための道のりとなります。
一般世間では、この道のりは、極めて難しい道のりといえるでしょう。しかし、イングリッシュヒルズの受講生の場合は、その方法につい
て何らかの疑問・問題意識が生じたときには、レッスンにおいて、講師に直接尋ねることが得策といえます。レッスンにおいては、その
内容について英語で質問することがベストですが、英語では難しいという場合は、"May I ask you a question in Japanese?"と講師に尋
ね、日本語で質問してもいいでしょう。
会話のやり取りは、何語であっても、常に、注意が必要です。言葉は、相手と心地よいステージでコミュニケーションを図るための大切
な道具(tool)です。日本の英語学習者の場合、発音ばかりに気を取られて、「自分が喋る内容が相手に対してどのような印象を与える
のか」という観点に無頓着になってしまう傾向が強いように見受けられます。
皆さんが、職場でも、プライベートでも、英語を喋るとき、まず第一に、相手が、より心地よいステージで自分と会話を楽しめるよう
に!と自分に言い聞かせて英語を喋ると、取り返しのつかないような大きな誤解が生じることはないでしょう。
英語を喋るとき、「綺麗な発音でなければ」とか「速いスピードで喋らなければ」と考える必要はありません。最も大切なことは、発音や
スピードではなく、何をどう喋るかという問題です。接する相手に対して、何をどう喋るかで、その後における相互のコミュニケーション
の行く末が変わっていきます。
「気づき」と英会話習得の関係
2009年8月19日(水)
以前、イングリッシュヒルズの受講生向けに企画したクラッシック音楽の鑑賞会について、随時、ご参加いただいた受講生から「本当に
いい刺激になりました」という言葉を頂戴しています。
ある受講生からは、このたび、このような言葉をいただきました。
「感性を磨く上でクラッシック音楽を鑑賞することは極めて有益ですが、よく考えてみると、あえて特別なことをしなくても、感性は磨
けると感じました。例えば、外を歩いているとき、鳥の鳴き声、川の水の流れる音、あるいは、雨の音など、自然の音にも色々な
意味があり、価値ある気づきを得ることができます。」
このことは、私も全く同感です。音楽は音楽として素晴らしい芸術ですが、より広い見地から述べるならば、たとえ触れる対象が芸術
作品でなくても、感性を磨くことはできますし、<価値ある気づき>に出会えることもあります。
今更、ここで述べるまでもありませんが、イングリッシュヒルズにおける英会話レッスンは、単なる<英語の会話表現の暗記>を中心と
するものではありません(機械的に暗記で覚えた英語は、実際にそれを使わない限り、大抵の場合、ほとんどすべて忘れてしまいま
す)。
常に受講生の皆さんにお話していることですが、英語は、"印象"に"印象"を重ねて身に付けていく代物。講師は、レッスンにおい
て、受講生ができるだけ印象に印象を重ねて英会話力をアップグレードできるよう、出せるだけのエネルギーを全力で投じ、受講生の
心と体にたくさんの英語が浸透するように、心を込めて、そして、ダイナミックに英語を喋るように努めています。
イングリッシュヒルズで宿題を重視している大きな理由は、60分のレッスンで講師が喋った英語を、次のレッスンまでの間、
レッスンを思い出しながら自分なりに何度も発音してみることで、レッスンで受けた印象が<より具体的な経験>になり、確実に
レッスンで学んだ英語をマスターできるからです。実際、レッスンの復習をしっかりとしている人は皆、例外なく、確実に英会話力を
アップグレードさせています。
加えて、イングリッシュヒルズの英会話レッスンは、基礎的な英語会話表現を出発点として、実に様々なトピック・分野へと話が広がっ
ていきます。レッスンにおいてどのように話が展開していくかについては、講師は、受講生の興味や専門分野を慎重に鑑みながら、
常に、<できる限り妥当な話の方向性>になるように細心の注意を払っています。
<その2>
本日、イングリッシュヒルズのレッスンを終了したある受講生から、残暑お見舞いの葉書をいただきました。この方は、現在、中国・上海
に在住しています。レッスンを終了して海外に在住しても、公式サイトやイングリッシュヒルズのHPをご覧いただいていることをうかが
い、今、共に過ごしたたくさんの素敵な時間を懐かしく思い出しております。一時帰国の際には、是非、銀座書斎に遊びにきていただき
たいと願っています。
素敵な言葉、 ”I feel good!”
2009年8月17日(月)
先週は、受講生のT.A.さんから、大変素敵なお話をうかがいました。今、日本でブロードウエーミュージカルの「コーラスライン」が上演さ
れていますが、このミュージカルのダンサーの一人に日本人(女性)がいます。
この日本人ダンサーは、日本で生まれ育ちましたが、高校を卒業後に渡米。ダンスの学校を経て、何度もミュージカル出演のための
オーディションにチャレンジ。しかし、オーディションは、何度受けても不合格。
言うまでもなく、アメリカは、観光ではなく、そこで暮らすのであれば、実際は、”厳しい競争社会”です。その中でも、特に、全米だけで
なく、世界中から<やる気満々のエネルギッシュな人間>が集まるニューヨーク・マンハッタンで認められるのは想像以上に大変なこと
です。しかし、この日本人ダンサーは、様々な困難を克服し、はれて、コーラスラインのダンサーとして舞台に立つことができたのです。
言葉の障害、文化の相違などを乗り越え、他のトップダンサーと共にブロードウエーミュージカルの舞台に立つまでの道のりがいかに厳
しい道のりであるかということは、これを読む皆さんにも想像できるものと思います。
コーラスラインのダンサーになるまでの道のりは、長く、そして険しい道のりでしたが、彼女は、常に、<その時の自分>に喜びを感
じ、常に、幸せいっぱいの日々を送ってきたということです。彼女がテレビ取材のインタビューで言った言葉、
「今、一生懸命過ごしていれば、不満なんて生まれない。
今、この瞬間、一分一秒を、"I feel good!"」
とても素敵な言葉です。

受講生のT.A.さんのメモ帳、、、、、、、、、、、、、、、
今、一生懸命過ごしていれば、不満なんて生まれない。毎日、<今を生きること>に全力を注ぎ、一分一秒を一生懸命に生きる自分
に対して、I feel good!、本当に心に染みる言葉です。
話は変わりますが、先週の金曜・土曜は、一泊二日で横浜に滞在しました。一日目の午前中は、クリニックで人間ドック。この機会に、
体の隅々まで検査していただきました。バリウムを飲むのが大変でしたが、「バリウムは美味しい飲み物!」と自分に言い聞かせ、何と
かすべての検査を終了しました。
この日の夜は、クラッシック音楽のコンサート。その後、ホテルに宿泊。オーシャンビューの部屋でしたので、翌日、綺麗な朝日
(下の写真)を満喫することができました。この日の朝は、ルームサービスでゆっくりと朝食を食べ、その後、パシフィコ横浜で開催されて
いる「海のエジプト展〜海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝〜」を見てきました。アレクサンドリアは、個人的にも想
いのある都市ですので、今回、古代エジプトの都市を頭の中で想像しながら、”歴史のロマン”を満喫してきました。この日は、その後、
さらに、もう一つのクラッシック音楽のコンサート。その後、近くで夕食を食べ、東京に戻りました。

教養講座のお知らせ
2009年8月12日(水)
このたび、銀座書斎にて、生井利幸事務所主催、2009年夏の教養講座が開催されます。イングリッシュヒルズの受講生も大歓迎で
すので、ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
以下にて、教養講座の概要をお知らせ致します。
2009年夏の教養講座
生井利幸事務所主催 社会貢献事業
1 テーマ: 「理性」と「感性」の間に見えるもの
・・・西洋文明社会において学問と芸術が追求し続けてきた "エッセンス"について考える
2 開講日時: 2009年8月29日(土)、15:00−16:00
3 会場: 生井利幸事務所・銀座書斎
4 受講費: 無料
5 講義の概要
人類は、自らの歴史を刻みだして以来、それぞれの文明・文化を背負いながら、実に多くの試練
を経験してきました。
学問は、言うなれば、理性的存在者としての「人間の英知の営み」であり、古代ギリシア時代
から中世を経て現代に至るまで、学問が人類に果たしてきた役割は極めて多大なものといえま
す。また、芸術は、感性的存在者としての創作者が、自らの命を削りながら<抽象の個>から
<具体の個>を生み出し、実に多種多様な方法で、人類の歴史に「”個”の存在価値」について
刻んできた分野であると捉えることができます。
「学問」と「芸術」、一見すると、これら両者は、互いに、”何ら関係を持たない異分野”として解釈
される傾向にありますが、実際、これらの間には、<極めて深い”関係性”・”関連性”>が存在
しています。
今回の教養講座では、学問を行う上での必須の道具は「理性」(reason)、芸術を生み出す上で
の必須の道具は「感性」(sensibility)であるという”大前提”を踏まえて、”記憶の及ばない時代”
(from time immemorial)、即ち、古代から現代に至るまでにおいて、学問と芸術が歩んできた
道のりを振り返り、「人間存在の根本」、ひいては、「人間の尊厳」について問い直すことを主眼
とします。
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受講生の皆さんには、今回の教養講座の受講をお勧めします。英会話習得と共に、「幅広い教養」を養うため、そして、よりグローバル
な観点から物事を捉えるためにも、是非とも、今回の教養講座にご参加いただきたいと願っております。
世界史的な観点から、幅広く「学問」と「芸術」を捉えることにより、<よりグローバルな英語・会話能力>を養うことができます。受講
を希望される方は、講座当日における席数の調整など事前の準備もあるため、できるだけ早く講師にお伝えください。
<教養講座の詳細・お申込み方法> は、こちらでご覧いただけます。
自宅の<噴水の水の入れ替え>で感じたこと
2009年8月9日(日)
私は、友人たちからは、「誰よりも早い時間帯に寝る人」といわれています。私の友人には、仕事柄、明け方まで起きている人が多いの
ですが、その中でも、私は唯一、「早寝・早起き」の”シンプル人間”です。
先日は、朝の4時半に起きました。朝一番でシャワーを浴びて、噴水の水の交換、そして、枯山水(室内)の手入れを行いました。
噴水の水は、すべて入れ替えました。新しい水を入れたところ、水の流れも、より生き生きとその様相を変えました。新鮮な水を入れ替
え、今、静寂の中でこの水の音を聴いていると、心の中も浄化されるかのようです。
私は、イングリッシュヒルズのレッスンにおいても、受講生から、とても素敵な体験・アイディアをうかがうことがあります。イングリッシュ
ヒルズは、常に、人生経験を積んだ紳士・淑女の皆さんでにぎわっています。受講生の皆さんはすべて、心のステージが非常に高く、
「品格のある、エレガントな日本語」を喋る大人の方々です。
母国語の日本語で<素敵なコミュニケーション>が図れる紳士・淑女の受講生の皆さんはすべて、将来、人の心を掴む素敵な英語
が喋れるようになるための基礎条件を備えていると私は考えます。
私は、今、このレッスン日記においてはっきりと明言することができます。受講生の皆さんが取り組む日々の継続的学習と練習は、
一つひとつが確かな”骨”や”肉”となり、やがては、最初に掲げた目標や夢の実現に繋がっていくもの、と。
人生というものは、結局、「できる・できない」ではなく、「やるか・やらないか」でその行く末が変わっていくのだと思います。

さらに、受講生の素敵なノートをご紹介します。
2009年8月7日(金)
今回は、受講生、M.A.さんのノートをご紹介します。M.A.さんは、長年、スチュワーデスとして航空会社に勤務され、その後、フランスに
在住。現在は、これまでの様々な国際経験を活用して、都内の会社でバリバリと働いています。
M.A.さんは、これまで一度もレッスンを休んだことがありません。その日の天候にかかわりなく、常に、レッスン時間ピッタリに銀座書斎
のドアーをノックします。M.A.さんは、これまで、一つひとつのレッスンを大切にして、本当に頑張ってこられたと思います。
以下において、M.A.さんのノートをご紹介します。トム・ハンクス主演の映画、「フォレスト・ガンプ」の中で出てくるせりふが紹介されてお
り、大変興味深く拝読させていただきました。
記述の内容は、人生における様々な問題について考える上で非常に参考となる内容です。受講生の皆さんも、是非、一読してみてくだ
さい。


オムレツは、ただ作るのではなく、”より美味しいオムレツ”を作るところに意義がある
2009年8月2日(日)
引き続き、"You cannot make an omlet without breaking eggs."についての宿題のノートをご紹介します。
以下のノートは、昨日の午後のレッスンで拝見したT.H.さんのノートです。ノートから、ご本人なりによく思索した様子がうかがえます。
T.H.さんの考えによると、卵を割ることなしにオムレツは作れませんが、オムレツを作るとき、「より美味しいオムレツを作りたい」というこ
とです。この記述は、T.H.さんの「持ち味」がよく出ている記述だと感じました。
何かを作るとき、ただそれを作るのではなく、自分なりの工夫を凝らして、心を込めて、そして、丁寧に作ることが大切だと思います。
例えば、キッチンで作る料理においても、同じものを作るにしても、それを作る際に、心を込めて丁寧に作るかどうかで、その仕上がりも
相当違ってきます。
このことは、英語を喋る上でも同じことが当て嵌まるでしょう。同じ英語表現でも、その表現について、無作法・乱暴に喋るのか、それと
も、心を込めて丁寧に喋るのかで、相手に対するその表現の伝わり方が相当違ってきます。
「会話は、上辺だけの知識で喋るのではなく、”心”で喋るもの」、レッスンでも、また、仕事でもプライベートでも、目の前の相手との心と
心のコミュニケーションを大切にしているT.H.さんは、今、「英語は心で喋るもの」というスピリットを大切にしながら英語コミュニケーション
能力をアップグレードしています。

「受講生の勇気のある生き方」に触れることができました。
2009年8月1日(土)
今朝も、非常にエキサイティングな朝を迎えています。エキサイティングな朝を迎えられたのは、今朝も、受講生と大変有意義な時間を
持つことができたからです。
今朝、レッスンを受けた受講生、T.N.さんは、レッスン日記で出した追加の宿題について、実に丁寧に取り組んできました。宿題をまとめ
たノートの様子から、T.N.さんが、いかに時間をかけて丁寧にこの宿題に取り組んできたのかについて、はっきりと推察することができま
す。T.N.さんのノート、そして、このノートを基に英語で話を進めた結果、T.N.さんから以下のような趣旨の考え方を見い出すことができま
した。
前に進むためには、勇気を持って行動しなければならない。勇気を持って、自分自身の選択で積極的に「困難な道」を選び、
決して厳しい現実から逃げることなく、少しずつ前に進みたい。私は、簡単な道ではなく、「困難な道」を楽しめる人間でありたい。
今朝は、T.N.さんの顔写真も撮影しました。後日、詳しく、T.N.さんをご紹介したいと思います。

ノートの記述に明確に出る「受講生の人生観と価値観」
2009年7月31日(金)
受講生の皆さん、まずはじめに、是非、以下のノートを熟読してみてください。この方が、迎える一日一日を一体どのような気持ちで過ご
しているのか、皆さんの心の中ではっきりと再現されるに違いありません。

このノートをつくってきた受講生・Y.B.さんは、レッスン・スタート時点から、1)「英会話」、そして、2)「国際コミュニケーションスキル」の
根本の根本から洗い直すことに全力で取り組んでこられ、レッスン・スタート時点と比較すると、まるで別人と思えるほどの成長を果たし
ました。
Y.B.さんは、英文科のご出身で、カナダに長期留学もしています。卒業後、外資系企業に勤務し、現在は、独立し、ご自身で会社を
経営しています。
この方のノートを熟読するとはっきりとわかりますが、この方は、「働く」ということ、そして、「人生を生きる」ということに対して極めて真摯
な姿勢をお持ちの方です。人間は皆、安心とか安全を求めて仕事をします。「しっかりとした保証の下で働きたい」ということは、誰にとっ
ても最大の関心事であるに違いありません。
しかし、Y.B.さんは、あえて、自分自身の決断によってその保証を捨て去り、たった一人で独立し、会社を立ち上げました。私自身、
レッスンを通してその状況を教えていただいておりますが、Y.B.さんは、本当に頑張っています。自分の足でしっかりと立ち、自分の汗と
涙で、少しずつ、前に進んでいます。独立当初は、相当な不安や困難と闘ってきたようですが、現在は、継続的な努力の積み重ねに
よって、クライアント企業との関係を強固なものとし、ビジネスそのものも安定してきました。
思うに、Y.B.さんのビジネスが安定してきた理由は”極めて明確”です。それは、今回のノートにはっきりと書いてあります。Y.B.さんが
会社を設立した理由は、単に、お金を儲けたいとか、easy successを得たいということではありません。Y.B.さんは、自分自身の信念と
ミッションをしっかりと堅持し続け、迎える一日一日において、どのような些細なことでも、心を込めて、そして、丁寧に取り組んでいるか
らです。
レッスンでは、相当の時間を割き、英語で、このことについてお話をしました。このようなお話を英語で進めることにより、Y.B.さん自身の
英語は、さらに、「現実をしっかりと見据えた、(自らの力で前に進もうとする)馬力のある英語表現能力」へと発展していっています。
Y.B.さんは、最初の面談において、以下のような考えを私に伝えてくれました。
「私は、自分の年齢・経験に応じた、しっかりとした英語が喋れるようになりたい。日本では、外国人(特に、西洋人)に対する憧れだ
けで英語を学ぶ人が多いが、それが国際人への道のりとは思えない。私は、<一人の人間>として、しっかりと自分自身の個性を
磨き、この地球に存する一人の人間として、この地球のいかなる国々の人々に対しても、<一人の人間>と<一人の人間>とし
て、しっかりとコミュニケーションが図れるようになりたい。 ・・・私は、そのために、この教室に来ました。」
私は、Y.B.さんのレッスンにおいて、第一回目のレッスンから現在に至るまで、終始一貫して、この考え方と同じスタンスでレッスンを
行っています。
アラスカから受講生が帰国しました。
2009年7月30日(木)
このたび、受講生、S.O.さんがアメリカのアラスカから帰国しました。今朝は、帰国後の最初のレッスンでした。
アラスカでは、大変有意義なビジネスライフを過ごされたようです。S.O.さんは、しばしば、仕事でアラスカに滞在します。S.O.さんの
場合、いわゆる一般的ビジネスパーソンが行く短期出張ではなく、一定期間、現地に滞在し、業務・交渉を行う、<現地滞在型の
海外出張>です。
今日のレッスンでは、海外出張の際にS.O.さんが大切にしていることの一つ、「人との繋がり」を確かなものにすることの重要性
について話をうかがいました。S.O.さんがレッスンで話したことは、
「人との繋がりには意味がある。例えば、最初は、person to personの関係であっても、お互いのコミュニケーションを大切にする
ことにより、それが確実にcompany to companyの関係となり、やがて、ひいては、industry to industryの関係へと発展する」
という内容です。
率直に言って、このことは、まさに”真実”だと思います。個々の仕事はもちろんのこと、会社組織も、そして、業界(産業)自体も、結局
は、一人ひとりの人間が携わり、一人ひとりの人間がそれを動かしているわけです。
仕事を成功させる上で大切なことは、結局、人とのコミュニケーションを大切にすることです。何語を喋ろうとも、まずは、自分が
関わっている人間を大切にする、ここに、<仕事を謳歌する上での秘策>、そして、<人生を謳歌する上での秘策>があるのだと思
います。
銀座書斎で行われた今朝のレッスンは、グローバルな視点に立つ、極めてダイナミックな展開となりました。私自身、レッスンを通して、
S.O.さんの英語での論理展開能力をさらにアップグレードするべく、日々激動する国際社会を見据えながら、熱い気持ち、そして、斬新
なスタンスでティーチングに取り組みたいと思っております。

S.O.さんは、アラスカで撮影した写真を持参し、英語で、現地の様子を詳しく説明してくれました。
感性に優れた受講生のご紹介
2009年7月28日(火)
昨日、また、素晴らしいノートを拝読しました。以下のノートは、受講生、Y.M.さんが取り組んだ宿題です。
Y.M.さんは、現在、大手町の会社で働いており、職場では英語は必須です。Y.M.さんは、音楽や文化・芸術に造詣の深いご家庭の
影響で、子供の頃からバイオリンとピアノに慣れ親しんできましたが、大学は法学部に進み、現在は、勤務している会社で契約関係の
業務に携わっています。
Y.M.さんは、非常に優れた音感の持ち主で、特に、英語の「音の拾い方」において顕著に優れている人です。
優れているのは、音感だけでなく、論理的思考能力にも長けています。私は、レッスンにおいて、あるいは、これまでのレッスン日記に
おいても、「感性を磨くと英会話習得がよりスムーズになる」という趣旨のことを述べてきましたが、このことは、Y.M.さんご本人の英会話
学習において、”極めて顕著にみられる具体例”といえるものです。
レッスンにおいては、英語コミュニケーションにおけるこれまでの固定観念をすべて洗い直し、Y.M.さんの国際コミュニケーションスキル
の劇的なアップグレードを目指してティーチングを行っています。私自身の今後の課題は、レッスンにレッスンを重ね、<より高いステー
ジで国際社会を見据えることができる国際コミュニケーター>として成長していただきたいということです。私自身、既に、Y.M.さんにお
ける理想像(将来像)を頭の中で描いており、その実現に向けて、一つひとつティーチングを行っています。今後のレッスンの成果が楽し
みでなりません。

受講生の素敵な文章を拝見しました。
2009年7月25日(土)
先日、レッスン日記で追加の宿題(2009年7月18日(土)付けのレッスン日記にて)を出しました。もう既に、それぞれの受講生の皆さ
んの宿題の成果は見ていますが、本日、また、大変素晴らしい文章を拝読することができました。レッスンにて文章を拝読した後は、
その内容について、少しずつ英語で展開していきました。
今回、ご紹介するノートは、受講生、N.M.さんのノートです。

N.M.さんは、現在、会社員です。20代前半の方ですが、”非常に堅実な考え方”を持っている人です。イングリッシュヒルズでの英会話
の学習も一つひとつ丁寧に取り組み、確実に英語力をアップグレードさせています。
N.M.さんは、自宅での音読の練習用に、防水ノートを使用して、毎晩、お風呂の中でレッスンを思い出しながら音読に励んでいます。
お仕事はかなりお忙しいようですが、「英会話のマスターには、一にも二にもレッスンの復習が大切」というイングリッシュヒルズの考え
方を重視し、ボイスレコーダーでレッスンを録音して、時間があるときにボイスレコーダーを聴いているようです。
N.M.さんの、「英語で自分をしっかりと磨こうとしている”その頑張り様”」は、ご本人の学習における姿勢にはっきりと表れています。
職場や出張先での「外国人とのより良いコミュニケーション術」
2009年7月22日(水)
先日、ある受講生から、「職場で外国人の同僚との接し方について困惑することがあるのですが・・・。」という質問がありました。
イングリッシュヒルズの受講生は、多くの方々が、仕事で英語を使っています。今回は、以下にて、以前、日経産業新聞からの依頼で
書いた<連載コラム>をご紹介します。外国人とのより良いコミュニケーション方法を知りたい方は、是非、ご一読ください。
■日経産業新聞 連載コラム 「外国人はこわくない」(職場や出張での接し方)
現在、2009年7月18日(土)にこのレッスン日記で出した追加の宿題を、受講生の皆さんが随時、提出しています。追加の宿題に
気づかなかった受講生は、以下のレッスン日記をご覧になり、ノートにまとめて、レッスンにて講師に提出してください。
本日のレッスン日記 <その2>
今晩は、銀座3丁目の町内会主催で、盆踊りが開催されています。会場はここから1分ほどですので、先程、見に行ってきました。
念願の焼きそばも食べ、今、大変満足しています。

受講生の皆さんに、追加の宿題です。
2009年7月18日(土)
今回は、受講生の皆さんに追加の宿題を出します。次の諺(ことわざ)、"You cannot make an omelet without breaking eggs." 「卵を
割らずにオムレツは作れない(犠牲なしに収穫はない)。」について、自分なりの意見・考えをノートにまとめてみてください。
ノートには、英語でまとめてください。英語では難しいという場合には、日本語でもOKです。その場合、レッスンにおいて、まず最初に、
講師が受講生が書いたノートの日本語の文章を読んだ後、そのことに関して、やさしい英語で話を展開していきます。したがいまして、
ノートにまとめる際には、英語でも日本語でも大丈夫です。
諺の解釈は、自分なりの解釈で結構です。自分なりの意見・考えをノートにまとめる際には、形式・字数は、自分にとってまとめやす
い方法で大丈夫です。取り組んだ宿題は、次のレッスンの際のスタート時に行われるfree conversationにおいて、自分から講師に伝え
てください。諺の音声は、以下をクリックすると聴くことができます。
音声 you cannot make an omelet without breaking eggs
一にも二にも、「学習と練習の積み重ね」が功を奏する
2009年7月16日(木)
今日の朝の3人目の受講生、M.F.さんは、受講をスタートしてから2年目の方です。私は常に、すべての受講生に対して宿題をどのよう
に行っているか詳しく確認しています。そして今日も、いつもと同じように、M.F.さんにどのように宿題を行ったか、詳しく確認しました。
M.F.さんの職業は、薬剤師です。ご両親がドラッグ・ストアーの会社を経営しており、首都圏にたくさんのお店があります。M.F.さんの
場合、普段は薬剤師として各店舗で働いていますが、それと同時に、会社のマネージメントにおいても力量を発揮しなければならないた
め、日々、相当の心労があるようです。
私は常に、どのような受講生に対しても、「英会話習得には近道はない。習得には、一にも二にも、コツコツと学習と練習を積み重ねるし
かない」という趣旨のことをはっきりと伝えています。このことは、M.F.さんの場合においても、決して例外ではありません。昨年の面接
の際にも、そして、その後、すべてのレッスンにおいて、私は同じスタンスでレッスンを行ってきました。
M.F.さんは、毎回、本当に頑張っています。レッスン・スタート時には、初級レベルの英語力でしたが、今は、比較的スムーズに英語が
喋れるようになっています。発音・アクセント・イントネーションが劇的に改善され、日常で使う英語表現は、少しずつ自然な形で喋れるよ
うになっています。
レッスンにおいて常に述べていることですが、英会話習得において、簡単な方法・近道はありません。あるのは、常に、「学習と練習の
積み重ね」です。
率直に言うならば、口だけの人、最初の決心をすぐに変えてしまう人、飽きっぽい人は、イングリッシュヒルズには向きません。しかし、
1)「やると決めたらトコトンやる人」、2)「ものを学ぶことの難しさを知っている人」、3)「”自分をピカピカに磨くには、安易な道を選ぶので
はなく、より狭き門、より困難な道を通過することが極めて重要である”という考え方を理解できる人」は、イングリッシュヒルズにピッタリ
合う人といえます。
私は今、M.F.さんとのレッスンを重ねながら、このことをしみじみと感じます。今後のM.F.さんの学習の成果が楽しみでなりません。

「心の贅沢」こそが、品格のあるエレガントな英語を生み出す
2009年7月14日(火)
私はしばしば、受講生、あるいは、一般の方々から、「品格のあるエレガントな英語をマスターするにはどうしたらいいのですか」という
質問を受けます。
ほとんどの場合、英会話学習者は、「エレガントな英語が喋れるようになるためには、エレガントな英語表現をたくさん覚えることが必要
である」という考え方をします。無論、確かに、エレガントな英語表現を覚えることなく、エレガントな英語が喋れるようになる道理はあり
ません。
しかし、この問題を考える上で、一つ、踏まえていただきたい重要なことがあります。それは、「どんなにエレガントな英語表現を覚えた
としても、英語を喋る本人が、一個人として常識・マナー・品格を備えたエレガントな存在者でなければ、英語でエレガントに振る舞うこと
は不可能である」ということです。
品格のあるエレガントな英語を喋りたいという願望を実現したい受講生の皆さんにとって、今、最も大切な要件として考えられることは、
「まず第一に、”心の贅沢”を大切にする」というスタンスです。
「心の贅沢」とは、ものの価値を、物質的あるいは金銭的なものにおくのではなく、”精神的な豊かさ”におくということです。例えば、
世の中には、高価な洋服を着て贅沢三昧な生活をしていても、人によっては、心の中が貧しい人がいます。外見がどのように見えても、
心の中が貧しい人は、容赦なく他人に対して不快感を与え、人とのコミュニケーションそのものも、”心がときめく素敵な時間”とすること
は極めて難しいでしょう。
この問題について一言で述べるならば、エレガントな英語を喋るための最短距離は、英語を喋る本人が、エレガントな心のステージ
を樹立するということです。
エレガントな心のステージを樹立すると、英語自体も、その心のステージが直接反映し、英語で話をするとき、ごく自然に、「品格のある
エレガントな英語」が喋れるようになります。
受講生の皆さん、今ここで、再度、イングリッシュヒルズの一つひとつのレッスンを思い出してください。
エレガントな英語を喋るためには、上辺だけの知識を蓄積することが大切なのでしょうか。それとも、まず第一に、”一個人”として、
エレガントな心のステージを樹立することが大切なのでしょうか。 |