講師、生井利幸


私は、教室のすべての英会話レッスンにおいて、「受講生の『心』と『体』の中に英語を浸透させる」という目的を具現す
るために、常に、自分が出し得る膨大なエネルギーを注いでいます。「受講生の心と体の中にたっぷりと英語を浸透さ
せる」ということをより良い方法で実現するには、言うまでもなく、まず第一に、「英会話レッスンを行う講師自身の英語
が美味しい」ということが大前提となります。

ここからは、普段、皆さんがイタリアン・レストランで食べる「美味しいパスタ」を想像してみてください。




私は、イタリア料理が大好きです。イタリアンのお店でパスタを食べるときには、大抵は、美味しい赤ワインをいただきま
す。パスタと赤ワインの組み合わせは、私にとってはまさに「極上のマッチング、且つ、テイスト」であり、それと同時に、
日々の生活の中で手軽に楽しめる至福のひと時でもあります。

私は、<英会話習得の秘訣>は、この「パスタの味わい方」の中にあると考えています。

この地球上に存在するすべての言語はいわゆる「生もの」です。そして、人とのコミュニケーションも、すべて「生もの」で
す。「生もの」としての国際コミュニケーション能力を劇的に改善する目的で、「『生もの』である英語」をマスターしたいと
考える英会話学習者に求められることは、「生ものとしての英語における一つひとつの言葉をしっかりと味わい、一つひ
とつの言葉を十分に噛み締めて心と体に浸透させる」というように、心だけでなく、体全体で経験する一連の学習体験を
積み重ねることが最も効果的な習得方法であるといえます。

本来、(日本人にとって)”外国語”である英語を、無理なく心と体に浸透させるためには、普段の生活において、美味し
いパスタを美味しく味わい、そして、美味しく食べるように、「英語における一語一語においても、美味しく味わい、美味し
く食べる」という経験が必要となります。

一般に、優れた国際コミュニケーターになるためには、まず第一に、幅広い「知識」(knowledge)と「教養」(culture)、そし
て、国際コミュニケーションを図るための”道具”(tool)である英語を習得しなければならないと考えられています。言うま
でもなく、知識や教養はあればあるほど役に立ちます。無論、知識・教養はあるに越したことはありませんが、私は、国
際コミュニケーションにおいて最も大切なことは、「コミュニケーションを図る者同士の心と心が触れ合うこと」であると捉
えています。

現実問題として、実際の国際コミュニケーションにおいては、実に多くの文化的背景(cultural background)の異なる
人々と接することになります。そうした中、「世界中の様々な人々の心をしっかりと理解し、その上で自分の心を伝える」
という一連の行為は、口で言うほどには簡単ではないでしょう。しかし、世界中の人々とより良いコミュニケーションを図
るためにはこの問題を避けて通ることはできない、ということも明らかな現実です。

英語で自分自身の心を伝えるためには、まず第一に、「英語の味」を知ることが必要となります。英語の味を知るには、
英語を習得しようとするその本人が、毎日の学習プロセスにおいて、英語の一語一語における「音」「意味」「ニュアン
ス」を良く噛み、自分自身の人生経験を通して、それらについてしっかりと味わうことが必要不可欠の経験となります。

当・英会話道場イングリッシュヒルズでは、すべてのレッスンにおいて、「英語を喋るときの感情移入」の練習をたっぷり
と行います。その理由は、既に説明したように、「英語の一つひとつの言葉はすべて『生もの』」であるからです。

「生ものである英語をエレガントに喋るイングリッシュ・スピーカー」になるためには、「生の感情を上手に表現できるスピ
ーカー」になるための練習を積み重ねることが求められます。言うまでもなく、テキストのみを暗記する学習方法では、生
ものとしての英語を習得することは不可能です。生ものとしての英語を確実に習得するためには、何よりも先んじて、「生
ものとしての英語の一語一語を良く噛み、一語一語から感じることができる醍醐味をしっかりと味わう」という学習経験を
積み重ねることが必要です。





                                                         講師の自宅にて

食事を美味しく味わうには、それなりの人生経験が必要となります。これと同じように、人生経験のある英語学習者は、
これまでの日本語での人生経験を通して、英語の一語一語をしっかりと噛み、すこぶる美味しく味わうことができます。

当教室のレッスンは、他の教室で行っているような暗記学習中心のレッスンではなく、「受講生におけるこれまでの人生
経験を基盤として、英語の一語一語としっかりと向き合って、受講生の『心』と『体』に英語を浸透させていくレッスン」を
行っています。