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特別講義Vol. 5  60分レッスンに内在する「講師の精神」

Extra Homework 14を学習する手順は、以下の如き方法で行ってください。

<1> この教材を、実際の紙にプリント・アウトする。

このページにおいて教材のすべてを精読することができますが、印刷用として、PDFファイルを作成しましたので、印刷の際には、PDFファイルをお使いください。

◆PDFファイル
Extra Homework 14

<2> 静かな場所を確保し、心を落ち着かせて瞑想する。

(ガヤガヤした騒音の場所でこの教材を読んでも、この学習内容について理解に及ぶことはありません。)

<3> 教材の精読の準備が整い次第、時間をかけてゆっくりと、心を込めて丁寧に精読する。

<4> 教材の精読後、“他人事”ではなく、「今の自分」にとって講師のメッセージが一体どのような意味を包含しているのか、「頭」でではなく、自分の身を挺して「腹」で哲学してみる。

<5> 教材を精読し、自分なりに「腹」で哲学したら、レッスンにおいて「教材の精読を介して到達した境地」について講師に発表する(発表は、英語でも日本語でも可能)。

<学習成果についての講師用コピーの提出について>
Extra Homework 14における講師に対する提出物は、各自、「自分の判断」で、独自の方法で作成してください。

教材: 「60分レッスンに内在する『講師の精神』

第1話 60分レッスンの「前半30分」に内在する「講師の精神」

当・英会話道場イングリッシュヒルズのレッスンは、すべて、「1コマ60分のプライベート・レッスン(完全個人指導)」として行っています。60分レッスンは、そのすべてが「英語を英語で教える直接教授法」(Direct Method)で行われ、それぞれの60分レッスンは、通常、前半の30分をテキストを使わないレッスン、後半の30分はテキストを使ってのレッスンとして構成されています。

前半の30分は、いわゆる英語でのfree conversationの30分。話題に出るテーマは、講師自身、受講生の個性・持ち味・人生経験・社会経験、あるいは、英語力・基礎学力・教養・見識等を極めて慎重に考慮し、その都度、最も妥当なテーマを決定しています。

最初の30分においては、必要に応じて「学術的講義」が行われます。「学術的講義」は、受講生における「学習の進度」「心のステージ」によって、それぞれ異なった観点・方法で行われます。

例えば、相当なる期間において講師の指導・助言を注意深く捉え、いかなる指導・助言内容においても「謙虚な姿勢」「清らかな心」を基盤として学習し、それらについて良く噛み、自分自身の血(blood)・骨(bone)・肉(flesh)の中に注入してきた受講生においては、毎回のレッスンにおいて、かなり詳細にわたって「崇高な心のステージを基盤とした『学術的講義』」が行われます。

相当なる期間にわたってレッスンを受講しているにもかかわらず、レッスンにおいて、何ら、(1)「学術的講義」、(2)「崇高な心のステージに到達するための特別講義」を受けたことがないという受講生は、今ここで、再度、「レッスンを受ける以前の問題としての『自分自身の学びの姿勢』」を再考してみてください。

銀座書斎で受講生の皆さんに生井利幸が提供する60分は、「単なるローカルな60分」ではありません。銀座書斎(Ginza Sanctuary)は、「理性」(reason)と「感性」(sensibility)で構築された「『英知』の源泉」(spring of philosophia)です。この「『英知』の源泉」としての知的空間において、受講生が最も効果的に「英知」を学ぶ方法はたった一つです。

それは、“お客様気分”で、英語という言語のみを学ぶために銀座書斎に入室してレッスン受講するのではなく、まず第一に、自分自身の「心の浄化」(spiritual purification)を図ることです。そして、受講生においては、“お客様気分”で講師の愛情・献身を受けようとするのではなく、「自分から積極的に、より良い時間的空間を作ろうとする『誠意』(sincerity)」を持つことが、「厳粛な学びの道」を歩む上で極めて重要な基礎的条件となります。

銀座書斎は、私がアメリカから全面帰国後、自分自身の汗と涙で作った「理性と感性の空間」です。私は、銀座書斎をつくる際において、「学術的・芸術的・文化的香り」(academic, artistic, and cultural fragrance)を醸し出す目的を具現するために“古き良き銀座”の雰囲気を持つレトロな建物に入居。入居の際には内装業者は一切頼まず、すべて「自分の手」でその雰囲気作りを行いました。

私は、銀座書斎を開設した当初は、自身における学問研究、及び、思索・執筆を行うための書斎として使っていました。そして、後に、この書斎において、一般の人々向けに、ライブトーク・教養講座・茶話会などを開催するようになりました。その理由は、私自身、長年にわたり、アメリカの大学で多くの学生の前で講義を行ったり、講演会等において数百人の人々の面前で講演を行ってきたという経験から、銀座書斎では、極めて草の根的に、一人ひとりとしっかりと向き合って、真心を込めて「英知」を教授していきたいという熱情があったためです。「温かい心で様々な人々と接したい」、当初は、このような草の根的な発想から書斎を一般開放し始めたのです。

やがて、英会話道場イングリッシュヒルズを設立。この教室では、クラスレッスンを一切行わず、すべてプライベート・レッスン(完全個人指導)として、草の根的に、「一人ひとり、心を込めて丁寧にレッスンを行う教室」としてその精神を堅持し続けてきました。

ここで、話を元に戻し、60分レッスン前半部分で行われる「学術的講義」「崇高な心のステージに到達するための特別講義」の話に戻ります。

受講生が、学術的講義、あるいは、特別講義を受けるためには、前述したように、受講生自身が「心の浄化」を図る必要があります。受講生が、「世俗的な損得勘定・私利私欲の実現」のために銀座書斎に入室し、そうしたローカルなステージでレッスンを受講しても、「なりたい自分」として変貌を遂げることは不可能です。

「なりたい自分」、即ち、(1)「品格のあるエレガントな英語スピーカーになること」、そして、最終的には、(2)「国際的教養・品格を備えた英日バイリンガルとして変貌を遂げること」を具現するには、一にも二にも、ローカル目線で捉えるその場しのぎの損得勘定・私利私欲を捨て去り、「自分自身を身奇麗にする」「心の浄化を図る」ということが大前提となります。

60分レッスンを「この上ない最高の英語の空間」とするには、講師と受講生のたった二人しかいない銀座書斎(Ginza Sanctuary)において、「講師の心」と「受講生の心」が一体となって、「理性によって構築された空気感」(the air saturated with reason)を作り出すことが必要不可欠です。

講師は、いつ何時においても、「理性によって構築された空気感」を作り出すべく「相当なる心の準備」をしていますが、もし、かりに、受講生が、(1)「英語さえ教えてくれたらそれでいい」、(2)「先生にたくさん英語を喋ってもらって、それをボイスレコーダーに録音し、毎日、機械的にそれを聴いて英語を学んでいけばそれでバッチリ!」というような学びの姿勢でレッスンを受け続けていたならば、非常に残念なことですが、そうした受講生が、自分自身が切望する「なりたい自分」になることは、実に、<お話にならないほど不可能・非現実的なこと>です。

大切なことですので、もう一度述べます。

心の中に、「ローカル目線の、お粗末な損得勘定・私利私欲」を銀座書斎に持ち込んで講師のレッスンを何年受け続けていても、「品格のあるエレガントな英語」を習得することは不可能です。

では一体どうしたらよいのでしょうか、・・・それは、常に、講師が「実際のレッスン」(face-to-face lesson)において何度も何度も述べ続けていることであり、且つ、教室のウェヴサイトでも、手を変え品を変え、つまり、「話の切り口」を変え、何度も何度も書き続けていることです。今ここで、「このことについて何も感じない(何もピンとこない)」という受講生は、再度、これまでのレッスン内容の総復習をしてください。そして、教室のウェブサイトにおける記述内容についても、たっぷりと時間をかけて、<隅から隅まで>復習することを強くお勧めします。

また、受講生の皆さんにおいて、一年以上にわたってレッスンを受けているにもかかわらず、講師から直接、(1)「教室の諸規則」、及び、(2)「Lesson Extraordinaryの概要ページ」を熟読するようにと指導を受けた場合、その際には、しっかりと自分を見詰めなおすように心掛けてみてください。講師は、常に、「地球規模の愛情」を基盤として、受講生に対して惜しみなく指導・助言を与えています。

受講生が前述に該当した場合、そのような受講生は、今再び、曇りの無い目で、「教室の面談を通過し、はれてレッスン受講をスタート。第1回目のレッスンから現在までの道のり」を理性的に回顧し、「真に価値のある学びの道とは一体どのようなものなのか」ということを、「頭」だけでなく、これまでの人生経験を“土台”として「自分の『腹』(stomach)」で哲学してみてください。

自分自身の心を清め、謙虚な姿勢の下、身を挺して「腹」で哲学すると、やがて、何らかの「本質」が見えてきます。その反面において、このことについて自分の身を挺して「腹」で哲学しない受講生においては、「講師が伝えようとしている本質」について理解することは到底不可能です。

第2話 60分レッスンの「後半30分」に内在する「講師の精神」

後半の30分は、まずはじめに、宿題の確認を行います。即ち、(1)テキストの2ページ分の音読練習の確認を行い、この際に、講師は、受講生の発音・アクセント・イントネーションのすべてを詳細に確認します。その後、(2)受講生が一週間かけて作成したノートを詳細に確認します。

宿題の確認が終了した後は、テキストの新しいユニットのレッスンを行います。新ユニットに登場する英語会話表現は、すべて英語で解説します。英語会話表現の説明方法は、実際、受講生によって、かなり異なる教授方法を用いています。その理由は、「受講生の心のステージ」は、まさに「生もの」であるためです。

講師側からの立場で述べるならば、レッスンは、そのすべてが「生もの」です。60分レッスンにおいて醸し出される空気感は、講師から一方的に作り出されるものではなく、すべての空気感は、「“講師の心”と“受講生の心”の『調和・和合(harmonization) 』」によって作り出されるものです。

テキストのレッスンが終わると、講師は宿題を出します。宿題は、基本的に、その日に行ったレッスン内容の復習です。

最後に、講師は、60分レッスンを終了するための”closing statement”(結びの言葉)をゆっくりと話していきます。”closing statement”は、1分程度、「空気感」によっては数分程度、「国際政治・経済、学術、文化・芸術等における世界のトップリーダーが使う上級英語」、即ち、「品格のあるエレガントな英語表現」を用いて行われます。

レッスンの最後に行われる「講師による”closing statement”」は、実は、“単なる最後の結び”ではありません。本質論を述べるならば、60分レッスンにおいて一番大切な部分は、この”closing statement”における時間的空間に存在します。

講師は、教室におけるすべてのレッスンにおいて、レッスンを終了する際に、レッスンの結びとして、様々な英語表現を用いて”the quintessence of elegance”(エレガンスの真髄)を教授しています。講師は、いつ何時においても、一つひとつのレッスンで行われる”closing statement”において、世界のVIP・教養人・文化人・識者が用いる英語表現を駆使して60分レッスンの幕を閉じているのです。

この”closing statement”は、受講生においては、英語力というよりも、「人生経験」「社会経験」が豊富でなければ「その価値」について理解することは難しいでしょう。さらに、深い部分を述べるならば、受講生自身、それ相応の考える力・感じる力、即ち、(1)「鋭敏な理性」、そして、(2)「繊細な感性」を備えていることが求められます。

講師は、”closing statement”において、その都度、受講生における学習の進度に応じて、少しずつ、真心を込めて丁寧に「エレガンスの真髄」を教授しています。講師は、毎回のレッスンにおいて、次のようなことを想定して”closing statement”を行っています。それは即ち、以下の如きです。

「国際社会において、VIP・教養人・識者が出席する式典・パーティー等においては『品格のあるエレガントな英語』を話すことは必要不可欠である。将来、受講生が何らかの公式のスピーチを行うとき、あるいは、世界の教養人が集まる式典・パーティー等に出席するとき、レッスンで教授される”closing statement”を通して「上級のエレガント英語表現」を習得し、将来において、世界のどのような式典・パーティー等に出席しても、地球に存する一個の人間として、“誇り”と“責任”を持って英語を駆使していただきたい。」

第3話 「講師に『心』を預ける」という行為に存する意味

講師のレッスンは、そのすべてが、「『理性』と『感性』によって構築されたレッスン」です。講師が発する一語一語、そして、講師が述べるすべてのトピックには、それを行う上での何らかの“意味”・“理由”があります。「受講生が、講師に『心』を預け、いつ何時においても講師の指導・助言を注意深く捉える」という行為の重要性はまさにここにあります。

受講生においては、「当教室で行う勉強において“劇的な成果”を出せるかどうか」という問題は、一事が万事において、このことに直接関係するものです。講師が扱う一語一語、講師が与える一つひとつの指導・助言をどのように捉えるかで、受講生自身の「自己実現の方向性」、及び、「具現可能性」が大きく変わっていきます。

受講生自身、当・英会話道場イングリッシュヒルズのレッスンを受講するということは、現在の英語力に関係なく、すべての受講生において、「英語で、『国際的教養・品格を備えた英日バイリンガル』として大きく成長するためのプロセスになるものである」と捉えてください。

講師は、いつ何時においても、このミッションを実現するために、120パーセントのエネルギーを投入しています。講師は、常に、受講生に対して「本気」で向き合っています。受講生においては、「理性と感性によって構築されたレッスンを、受講生自身において一体どのような精神基盤を樹立・堅持して受講しているか」ということが、一年後、二年後、あるいは、数年後における受講生自身の「国際的教養・品格」に直接関係します。

生井利幸は、常に、本気で勉強する人を「全力」で応援しています。このことは、アメリカから日本に全面帰国してこの教室を設立して以来、昔も今もまったく変わらない「生井利幸ならではの『“頗る頑固な”教育理念』」として堅持し続けているものです。

生井利幸は、“一見すると”優しそうに見えますが、時として、必要に応じて「厳しい人間」としての一面を表に出します。そうした厳しい人間としての一面は、必要があれば、“躊躇なく”、あえて相手にわかるように出します。生井利幸は、一般常識から鑑みて、社会通念、及び、社会道徳・正義に反する行為・事態を目撃した場合には、躊躇なく、より良い解決に向けた“何らかの行動”をとる人間です。

60分レッスンを、単なる英会話レッスンとするか、それとも、「贅沢なエレガント・イングリッシュの時間的空間」とするかは、結局のところ、「受講生自身の心構え」次第となります。受講生自身、どのような心のステージを構築・維持してレッスンを受講すべきか、再度、深い思索を介してその答えを導き出してください。

受講生の皆さん、今一度、心を落ち着かせ、しっかりと自分自身を見つめ直し、「深い思索」を試みてください。

喧騒の中で思索しても、何ら、「進むべき道の方向性」は見えてきません。心を静め、「静寂の中に在る『美意識』(a sense of beauty)」の世界に自分の身を置き、「エレガンスの真髄」について「自分の『腹』」で哲学してください。

「深遠なる静寂」(profound quietness)は、“単なるローカルな静寂”でも、“空っぽの時間的空間”でもありません。「理性と感性で満喫する『静寂』」は、受講生の皆さんの心の中に「確かな学びの道」を与えてくれます。

<終わりに>
最後に、受講生の皆さんに、次の言葉をプレゼントします。

There is no easy way in learning.
「真の学びの道において、簡単な方法など、どこにもない。」

<解釈>
「簡単な方法を選べば、それは、偽りの学び(成果の出ない学び)となる。」
「安易な近道は、結局、“遠回り”となる。」