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レッスン日記(重要教材)

“cultivation”の原点・・・英語道・弟子(disciple)、K.H.さんにおける学び

2013-07-01 |

英語道・弟子(disciple)、K.H.さんから、先日の英語稽古においてK.H.さんの自宅で収獲した新鮮な野菜を頂戴しました(写真・上)。土地いじりを通して収獲した野菜は、言うなれば、「目に見える現物としての”cultivation”」。私自身、銀座書斎にて、K.H.さんがしっかりと汗を流して育てた「目に見える”cultivation”」を目にしたとき、言葉では表現できないほどの「大きな喜び」を感じました。

国際社会の常識では、現代英語のcultivation(名詞)の概念においては「教化、教養、修養、洗練」等、人間の知的水準を高める意味合いで使う用法が一般的。

しかし、「人類史」という地球規模の立ち位置からcultivationの本来の意味(ラテン語に由来)を述べるならば、それは所謂、「耕作、栽培」等を意味する概念。このことは即ち、「土を耕して、野菜を育て、人々に生きるエネルギーを与える」という人間存在のエッセンスがそこに内在するものです。

私は、通常の稽古やレッスン、また、教材等においても、このcultivationに内在するエッセンスについて詳しく教授しています。K.H.さんは、もう何年にもわたり講師の指導を注意深く受け止め、「英知」(philosophia)としてのcultivationだけでなく、「cultivationの原点である『土いじり』」を重要視して、厳格なる精神で学習に学習を重ねています。

「理性的存在者としての人間は、『土をいじる』『土に触れる』という行為を介して『人間存在の真髄』に触れることができる」、・・・本質論を述べるならば、(1)「英知を養うという行為」と、(2)「植物を育てるという行為」は、深い意味で言うならば、実は「同じ行為」として捉えることができます。

「学問をする」という行為と「土をいじる」という行為において何ら違いを感じなくなったその時、「人間は、一体何のためにものを学ぶのか」という根本問題について考えるためのスタートラインに立つことが可能となります。