英会話道場イングリッシュヒルズ 道場で究める「英語道」

料理が得意な人は、英語を学ぶコツを知っている

2012年12月14日 | Essay |

美味しい料理を作るためにクッキングスクールに通う人は結構いるでしょう。レストランで美味しいものを食べると、料理好きな人であれば、実際に自分でも作ってみたいと思うものです。

料理が好きな人は、新しい料理の作り方を学ぶとき、クッキングスクールに通ったり、あるいは、クッキング法を解説するテキストを購入するに違いありません。クッキングスクールに通う人の場合、最初は、スクールの先生のインストラクションに従って料理を作り、テキストで学ぶ人は、テキストに従って料理を作ります。

ところが、料理好きの人が一定期間にわたって同じ料理を何度も作っていると、「スクールで習った通り」「テキスト通り」では満足しなくなり、ある時点から、同じ料理を作るそのプロセスにおいて「自分なりの調理法・味付け」を試みるようになります。

そうした人の場合、料理の基盤となる方法は同じでも、細かいところにおいて、「自分なりの味付け」をするようになるのです。料理における「感性」(sensibility)が優れている人は、人から教わった調理法だけでは満足することができず、そこに、独自の手法を取り入れようとするのです。私自身、海外でも日本でもこれまで様々な料理を食べてきましたが、美味しい料理を作る人は、この点において違うのだと思います。

英語の動詞に、”cultivate”という言葉がありますが、これはまさに、このことを表現するものであると私は捉えます。既に得た知識、情報、テクニックをそのままの状態に放置しておくのではなく、「自分なりにそれを発展させる」という行為に、何らかの意味が生じるのだと思います。名詞で言うと”cultivation”、それは即ち、”development”でもあるわけです。

この考え方が理解できる人は、英会話を習得するという行為も<すこぶる速い>と思います。学習者が、ある程度のレヴェルまで英語を習得するまでは、とにかく、「講師の指導・助言にしたがって、講師から学ぶたくさんの英語表現を習得すること」が大前提となります。そして、ある程度、日常生活について英語で言えるようになったら、今度は、そこで得た知識を基盤として、自分なりに「味付け」をしてみましょう。

「基礎英語の基盤づくり」を行い、その上で自分の「経験」(experience)と「感性」(sensibility)に基づいた英語表現をするように心がけることによって、よりスムーズに英語が喋れるようになります。